ハーブと暮らしnote
ハーブティーのおいしい淹れ方
Date:2020.9.30
Category:ハーブレッスン
ハーブの活用法はたくさんありますが、その中でも一番手軽で簡単に楽しめて、
しかも有効成分を十分に吸収できる方法の一つが、「ハーブティー」です。
今回は、初心者の方でも簡単に美味しいハーブティーを淹れられるポイントをご紹介します。
【ハーブティーを淹れる道具】
・ハーブティー用ポットまたはカップ
・砂時計またはタイマー
・大さじスプーン
・密閉容器
まずはそれだけあればOKです!
保存容器には、入っているハーブティーがすぐわかるように、マステで名前を付けています。最近の私のお守り「イライラ・カリカリGood-bye」。なんだかちょっと頭痛が気になる時、とにかくぐっすり寝たい時のマストアイテム!
道具を揃えるとき素材として適しているのは、化学変化を受けない
陶器・ガラス・プラスティック・ステンレス・木
がおすすめです。
また、忙しい時や一人分のハーブティーを入れるときに便利なのが、茶こし付きカップです。
あと片付けも楽ちん!
写真に写っているのもそのタイプです。
では、早速ハーブティーを淹れてみましょう。
と、ハーブティーと一言で言っても、実はいろいろな淹れ方があります。
今回は6種類をどどーんとご紹介!
■ホットティー
まずはじめに、基本のドライハーブティーの入れ方です。
大さじ1杯(3〜10g)のハーブを入れます。*商品・お好みによりハーブ量は調整してください。
2.沸騰からひと呼吸おいたお湯(98℃前後)を静かに注ぎます。香りが逃げないように素早くフタをします。
3.フタをして3分蒸らします。
4.蒸らし終えたら、すぐにハーブを取り上げてください。
5.そのままにしておくと、苦みや渋みが出てしまいます。
*効能をより実感したいときは、「煮だし編」がおすすめです。そして、蓋についた水滴、茶こしから出る最後の一滴(ラストドリップ)もしっかりカップに戻すのもポイントです。
■ティーバッグ
もっと気軽にティーバッグで。職場や出先でもらくらく!
1.ホットティーと同じようにカップはあらかじめ温めておきます。
2.ティーバッグ1個でティーカップ1杯分(150〜180cc)です。
3.お湯(98℃前後)を静かに注ぎます。香りが逃げないように素早くフタをします。
4.フタをして3分蒸らします。蒸らし終えたら、すぐにハーブを取り上げます。
■生葉(フレッシュリーフ)
生葉(フレッシュリーフ)は、新鮮なものを選びます。ハーブそのもののフレッシュな味と香りを楽しめます。
熱湯を注ぐとおいしさが損なわれるため、70℃くらいのお湯がおすすめです。
1.ティーポットとカップはあらかじめ温めておきます。フレッシュリーフは小さくカットしてふわりと入れ、ポットに対して半分くらいが目安です。(ドライより多めに使います)
2.お湯(70℃前後)を静かに注ぎます。香りが逃げないように素早くフタをします。
3.フタをして3分蒸らします。
4.スプーンでゆっくりとかき回し、ハーブティーの濃度を均一にします。
5.茶こしを使い、温めたカップに注ぎ入れます。
■煮出し
種子や根、固い実やスパイス系などの抽出におすすめです。あらかじめ乳鉢などですりつぶしておくと、効率よく成分が抽出されます。
1.ドライハーブ10gに対して水500ccが基準となります。
2.鍋に水とハーブを入れ、中火にかけ沸騰させ、軽くフタをします。
3.沸騰したらとろ火で約1〜3分煮出します。
4.茶こしを使い、温めたカップに注ぎ入れます。
■アイスティー
”ホットティー編”の入れ方で入れたハーブティーを冷蔵庫で冷やす方法もありますが、すぐに作りたい時はこちら!
1.グラスは冷蔵庫などに入れ冷たく冷やしておきます。
2.大さじ1杯のハーブに98℃前後のお湯約100ccを注ぎ、フタをして3分蒸らします。(ホットハーブティーの2〜3倍の濃さで、ハーブティーを作ります。)
3.グラスいっぱいに氷を入れ、蒸らしたお茶を手早く注ぎ入れ、軽くかき混ぜて出来上がり!
■ティーバッグ
マテやエルダーフラワーなどによく使われます。熱湯を使わないので渋みやカフェインを抑えられます。
1.ドライハーブ小さじ山盛り1〜2杯に対して水(常温)200ccが基準となります。
2.容器に水とハーブを入れ、かき混ぜます。
3.フタをして3~6時間ほど冷蔵庫におき、ハーブをこしてできあがりです。24時間を目安に飲み切りましょう。
さらに付け加えると、
ブレンドハーブティーを使う際は、スプーンでよくまぜてから1杯分をすくってください。
というのも、細かいハーブティーは下の方にたまってしまうことがあります。
当店でよくあるのが、「ビューティー&クレンズ」をお求めいただいた方からの
最後の1杯がすごく甘かった!!というお声。
そう、ステビアの細かい葉が最後残ってしまったパターンです。
そんなことも頭の片隅に置いておきながら、おいしくハーブティーをお楽しみいただけたらと思います。
淹れ方のポイントはお分かりいただけましたでしょうか。
もちろん、必ずしもこれ通りでなければいけないわけではありません。
実際のところ、私も家で飲むときはカップを温めたりなんてしてません!笑
どちらかというと効能重視なので(多少口に合わなくても効くなら飲むタイプ)、
茶葉をよく泳がせること・蓋についた水滴とラストドリップをしっかりカップに戻す
だけは忙しくても欠かさずやっています。
生活スタイルや飲む目的に合わせて色々工夫してみてくださいね。
ご不明なことがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
*当店でお買い物をしていただくと、お茶の淹れ方や保存方法についてのリーフレットをお付けします。
こちらもご活用ください。
