ハーブと暮らしnote
五季と暮らしの歳時記 −11月−
Date:2026.11.6
Category:季節のハーブ養生法
Writer:久保田

日本には、季節の移ろいを暮らしの中で感じ
自然に寄り添いながら日々を整える知恵が受け継がれてきました。
「五季と暮らしの歳時記」では
春・夏・秋・冬、そして土用という五季の視点から
その時季ならではの植物、香り、暮らしの楽しみ方をご紹介します。
慌ただしい日々の中で、季節を感じるひとときとなれば幸いです。
二十四節気は11月7日から「立冬」を迎えます。
暦の上では冬のはじまりです。
この日から立春の前日までの3ヶ月間は冬となります。
10月は気温の高い日が多かったものの、もうすでに木枯らし1号が吹いて、冬の気配が近づいているようです。
冬と言っても、これからが秋らしく心地いい時季。
落ち葉がいっぱいに敷き詰められた道をふかふかと踏みながら歩くのは、子どもでなくとも気持ちのいいものですよね。
この時季は急に気温が下がることがあるので、からだを冷やさないように衣服の調節が大切です。
セーターやコート、マフラーなどをチェックして冬支度を始めましょう。
私はこの時季になると10年くらい前にヒットした韓国ドラマを思い出します。
カナダの美しい紅葉が印象的なシーンがあるのです(だいぶ後半のクライマックスで)
韓国とカナダのケベックシティを瞬間移動でつなぐ「赤い扉」があり、扉を開けるとそこは赤やオレンジ(メープル)の落ち葉が舞い散る何とも美しい景色!
東京ではまだ紅葉は進んでいませんが、あの素晴らしい景色を思い出して、どこかへ出かけたくなります。
西日本では亥の子の日(11月の第一亥の日、今年は11/9)に、亥をかたどったお菓子・亥の子餅を食べて、無病息災や子孫繁栄を祈願し、収穫を祝う風習があります。
また、亥の子の日に炉開きをすると火事にならないと言われており、こたつなどの暖房器具を出したり、囲炉裏に火入れをして冬の準備を始めます。
亥は五行では「水」にあたり、火伏せの神様とも考えられていて、昔は木造の家だったため、火事が大変心配されていました。
このため火災を避ける意味も込めて、亥の月亥の日に炉開きをするように。
茶道では11月になると風炉と呼ばれる火床から、炉を開いて用いるようになります。
炉とは畳の部屋に四角い穴を開け、そこに五徳を入れ、炭を組む小さな囲炉裏です。
この上に釜を掛け、湯を沸かし、お茶を点てます。
茶道の「炭手前」とは炉に炭をつぐ作法のことを言い、使う炭の形や大きさが決まっていて、順に入れていきます。
お茶を点てるお点前もそうですが、炭手前も大変美しく季節を感じられる時間です。
茶道の稽古をしていたのは、ずいぶんと昔なので、もうすっかり忘れてしまっていますが、久しぶりに主菓子を買って、お茶を点ててみようかなと思います。
季節が進むにつれ乾燥も進んできました。
喉や肌の潤いケア、大切ですよね。
わが家がお世話になっているお寺では毎年たわわにカリンが実ります。
熟して地面に落ちているものを今年も幾つか頂きました。さっそくカリンのはちみつ漬けに。
喉がイガイガしてきたら、お湯割りにしていただきます。
温かい飲み物をこまめに飲んだりして喉のバリア機能を守りたいものです。
けれども、この時季には野菜やきのこなどを干す楽しみもあります。
干すことで程よく水分が抜け栄養が凝縮したり、旨みが増して歯ごたえが良くなったりと良いこと尽くし。空気が乾燥するのも悪いことばかりではないなと思ったりもします。
冬は「腎」を養う季節。
からだを温めて腎を補う豚肉やえび、かつおなどの魚介類、黒豆や黒ごま、くるみなど黒い食材を食べましょう。
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冬の始まりである立冬のころにおすすめのハーブと香りをご紹介します。
【カカオシェル】
カカオ豆を包んでいる種皮から抽出するチョコレートのような香りのハーブティー。
ストレスを和らげるリラックス効果や脳を活性化するのに役立ちます。
【ティートゥリー<精油>】
皮膚にやさしく、強力な殺菌力を持つティートゥリー。
喉の痛みや風邪のひき始めには、うがいや蒸気吸入で使用します。







