ハーブと暮らしnote
ハーブと暮らしの歳時記〜立秋編〜
Date:2025.8.7
Category:季節のハーブ養生法
Writer:久保田
「ハーブと暮らしの歳時記」では季節の変化に合わせた「陰陽五行フィトテラピー(植物療法)」についてまとめています。
東洋医学の基本となる陰陽五行を生活に取り入れることで自然の流れや季節の移ろいに寄り添い、季節に合わせた養生法が心身を癒やしてくれます。
毎月の暦に合わせ体調をチェックし、季節に合ったハーブや精油を選び、効果的で楽しい「陰陽五行フィトテラピー」をぜひ実践してみてくださいね。
夏の土用が明け、8月7日に立秋を迎えました。
旧暦では秋に入り、立秋から立冬の前日までの3ヶ月は秋です。
「大地には粛清とした気配が漂い、万物が成熟して収穫される」
からだの陽気も体内奥深く収納されます。
とはいえ夏真っ盛りで、どうやら今年も残暑が厳しく、10月まではこの暑さが続くという予報も出ています。
暦は季節を先取りするものなので、本格的な秋を迎える前に乾燥や冷えへの備えを始めていきましょう
「秋のおすすめ養生法 TOP5」
1.秋は早寝早起き
だんだんと日が短くなるので、早寝早起きを心がけましょう。
2.からだを冷やさないように温かくして過ごす
残暑が年々長引いて秋が短くなった気がしますが、朝晩の気温は下がってくるので、薄着で風邪をひかないようにしましょう。
3.鼻や喉、気管支などの乾燥を防ぐ
気温が下がり表皮が閉じると、
皮膚や粘膜のうるおいケアは、立秋を過ぎたら始めましょう。
4.気が滞りやすい時季なのでゆったり構えて
憂いやメランコリーな気分になりやすい時季です。
呼吸を深くして、なるべくリラックスして過ごすようにします。
逆らうと秋の気である肺気が痛んでしまいます。
5.旬のものを摂る
秋には大根、玉ねぎ、レンコン、ネギなど「白いもの」
一方で唐辛子などの「辛味」は食べ過ぎに注意です。
まだまだ残暑が厳しい立秋時季ですが、本格的な秋の到来に備えて【うるおいケア】を始めるときです。
東洋医学のベースとなる陰陽五行説では、秋は「金(鉱物)」の特性を持ち、万物が実を結ぶとき。
対応する五臓六腑は「肺と大腸」。
肺は呼吸をコントロールして体表を守り「気」
この時季は、肺の働きをサポートするハーブを活用しましょう。
空気が次第に乾燥して湿度が下がってくると、肺などの呼吸器にトラブルが起きやすくなります。
喉や鼻の粘膜に潤いを与え、乾燥させないことが大切です。
「この時季になると決まって体調を崩してしまう」
「苦手な季節がある」
という方は、フィトテラピーで季節の養生をしてみませんか?
ハーブマイスターセンターのオンライン講座で、東洋医学のベースとなる陰陽五行や季節ごとの養生法を学ぶことができます。
人にはからだの状態を一定に保とうとする機能があり、
人それぞれ体質が違うように苦手な季節も違います。
苦手な季節の養生がわかれば、
ご興味がある方はこちらをご覧ください。【オンライン講座】陰陽五行とフィトテラピー講座
【オンライン講座】陰陽五行とフィトテラピー講座の教材である各季節のハーブセットを単品でも販売しています。
【秋のフィトケアハーブセット】
秋のハーブセットには肺のケアにおすすめの10種類のシングルハ
ブレンドハーブが1種類入っています。(各1杯分ずつ)
シングルハーブティーをひとつずつ淹れて、
欲しい効能でオリジナルブレンドを作ってみるのもおすすめです。
その中からシングルハーブ3種類をご紹介します。
【タイム】
常緑ハーブのタイムは、
その優れた抗菌作用は喉や気管支の症状を和らげ、
【リコリス】
砂糖の50倍の甘さがあるリコリスは、
抗アレルギーや去痰作用があり、呼吸器系の炎症を鎮めたり、
※高血圧の方は使用をお控えください。
【ホーリーバジル】
古くから「比類なきもの」と呼ばれ、
咳や喉の痛みを和らげたり、
ブレンドハーブティーは【イガイガ・ガラガラGood-bye〜
タイムやリコリスを配合し、
長い夏を元気に過ごすためにも
また、秋の乾燥に備えてからだの内外から潤すためにも
フィトケアで養生を始めてみてくださいね。